英語を話すためには自分の意見も必要
英語を話せるようになるためには、単語や文法を覚えることも大切です。
しかし、それだけでは不十分で、自分の意見ももたなくてはいけません、というお話です。
というのも、私自身、フィリピンの英語学校でレッスンを受けたとき、何度もいろんなことで意見を求められ、うまく言うことができなかった経験があるからです。
「あなたはどう思いますか?」
「なぜそう思いますか?」
このような質問を受けるたびに、英語力だけでなく、自分の考えを持っておくことも必要なのだと感じました。そのとき、まわりの生徒も同じように、「こんなことで意見を求められても意見なんてない」と、同様の感想でした。逆にフィリピン人講師は自分の意見をはっきり言っていました。何かがおかしいと思ったのを覚えています。日本の生活で、人と普通に受け答えをできていた大人が、フィリピンでの会話において、英語以外の部分で「うまく対応できていない」状態でした。それはおそらく文化の差であり、フィリピンに限らず、他の国でも自分の意見を言う場面は日本より多いのではないかと思います。
日本語でも答えに迷うような質問は、当然英語になるとさらに表現するのが難しくなります。英単語を知っていても、言いたい内容が決まっていなければ、言葉が出てきません。
たとえば、趣味について聞かれたときに、
「映画が好きです」
だけで終わると、会話はそこで止まりやすくなります。
でも、
「映画が好きです。特にミステリー映画が好きです。理由は、最後まで展開がわからないところが面白いからです。」
というように、自分の好みや理由を少し加えると、会話が続きやすくなります。
それは簡単でもいいのです。ただ、自分がそれをどう感じているかを言葉で表現しなければ、相手はわからないのです。
英会話では、正しい英語を話すことも大切ですが、それと同じくらい、「何を話すか」も大切です。
そのため、英語を勉強するときは、単語や文法だけでなく、自分の意見を短く言う練習も役に立ちます。
たとえば、
「好きな食べ物は何ですか?」
「週末は何をしましたか?」
「旅行に行くならどこへ行きたいですか?」
「英語を勉強する理由は何ですか?」
このような身近な質問について、自分なりの答えを考えておくと、実際の会話で話しやすくなります。
最初から難しい意見を言う必要はありません。
「好きです」
「楽しいです」
「便利だと思います」
「少し難しいです」
このような簡単な一文から始めて、理由を一つ足してみるだけでも十分な練習になります。
英語を話す力は、英語の知識だけでなく、自分の考えを相手に伝える練習の中で少しずつ育っていくのだと思います。
追記
英語で表現するのが難しいケースのひとつとして、「普段、日本語で複雑な思考回路で考えている」場合があると考えています。英語とか関係なく、人は成長すると子供の頃より表現の幅が増え、感情も複雑になってきます。それを英語で表現しようとすると、その分単語や表現を知っていなければならないので、大変なのです。そういう場合、できるだけものごとをシンプルに考えるようにすると、英語にしやすくなります。例えば、「良い」「良くない」とか、「好き」「好きじゃない」とかであれば、英語でも言いやすいですよね。そして、シンプルでも、短い文章を繋げていくことで、言いたいことを表現しやすくなりますので、ぜひ意識していただきたいと思います。
